NPO実務講座報告 田川春朗
去る平成25年2月23日(土)、富山県総合福祉会館(サンシップとやま)6階 601号室において「コミュニティビジネス~地域貢献と組織の自立を目指して~」と題して、研修会が開催され、当会より服部良三財務部長と私、田川が出席致しました。午後2時から5時過ぎまで講演があり、その後質疑応答をして、終わったのは5時半過ぎになったようでした。県内各地から多くの団体が参加し、熱心に聴講されていました。
講演はNPO法人コミュニティビジネスサポートセンター代表理事の永沢映氏で、全国の数多くの活動事例(失敗例、成功例)からコミュニティビジネスの特徴や成功要因・失敗要因まで、実践的なお話をお聞きしました。富山県内市町村には、どのような課題があるのかを検証する必要があり、そのニーズに応えるために、どうすればいいのかを真剣に考え、事業を進めることが大切であり、チャレンジ精神を持って実践をしなければならないことが分かりました。まずは、自分たちのやりたいことをきちっと整理して、目的に従って行うこと、事業を行って収益を上げ、会運営の自立ができるように企てることが大切であります。株式会社法人は私益を目的としますが、NPOの場合は収益事業をしても共益的目的であり、事業所の設備投資、職員の給与を補うことが必要となります。
参加した服部財務部長とも話をしましたが、たくさんの事例をお聞きし、難しい講演内容ではありましたが、大変有意義で、強烈な印象を受けました。たくさんの事例の中から一例を上げますと、「富士宮焼きそば」の話なのですが、NPO法人(NPO法人まちづくりトップランナーふじのみや本舗)が商標を取得しており、そのNPOの許可なしに無断でその名称を使用して商売(販売)をすることはできないようになっています。麺はNPOの関連製麺会社と契約を交わし、そこから仕入れたり、売り上げに対する商標使用料(ロイヤリティー)契約を交わさなければならないのです。キャベツと肉かす、NPO指定の麺さえ使用すれば、後は、たとえば肉は牛でも豚でも鳥でもよく、トッピングも自由に考えてよいとのことでした。それだけでそのNPOは毎年数十億の利益を上げているとのことです。そして、このようなNPOが日本各地にたくさんあるとのことです。やはり、会長、総務部長をはじめとして、全役員が、発想力、創造力、努力、責任感で会の発展のために汗し、涙していかなければならないし、片手間仕事、やっつけ仕事でやっていては絶対に発展向上しないと確信しました。NPOという法人格を持っていれば、社会的信用度も認知度も高いので、肝に銘じて、もっと真剣かつ積極的に活動しなければならないと思います。